English follows Japanese.

✈️5月31日は、国際運輸労連(ITF)が定めたキャビンクルーデーです。

世界中のキャビンクルーの役割と社会的意義を伝えるこの日に、今年度はJCAが、航空連(客乗連)のお力添えをいただき、国際社会に向けてメッセージを発信しました🎬

本メッセージでは、日本のキャビンクルーが直面する制度上の課題や人権・労働環境の問題について、JCAの活動を踏まえて発信しています🛫✨✨

※ 動画は5月5日収録。

📹メッセージ動画:
https://drive.google.com/file/d/17zWXm0P0hJEDNPSqOn3w1_gpXv7qiZaP/view

🌐ITFキャンペーンページ:
https://www.itfglobal.org/ja/campaigns

✈️May 31 is Cabin Crew Day, established by the International Transport Workers’ Federation (ITF).
On this day to recognize the vital role of cabin crew worldwide, JCA, with the kind support of the Japan Federation of Aviation Workers' Unions (Cabin Crew Council), delivered a message to the international community.

This year’s message highlights the structural issues, human rights concerns, and labor conditions faced by cabin crew in Japan, based on the ongoing efforts and advocacy of JCA.
(This video was recorded on May 5.)

📹Watch the video:
https://drive.google.com/file/d/17zWXm0P0hJEDNPSqOn3w1_gpXv7qiZaP/view

🌐ITF Campaign Page:
https://www.itfglobal.org/en/campaigns

こんにちは、木本薫子です。

私はジェットスター・ジャパンの客室乗務員であり、労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA)」の委員長を務めています。

日本のキャビンクルーは、いまだに国際基準とはかけ離れた環境に置かれています。

法的には「保安要員」ではなく「サービス要員(給仕)」という位置づけで、ライセンス制度もありません。

評価制度も不透明で、昇進や昇給は上司の裁量のもと行われています。

声を上げれば圧力をかけられ、何も言わなければ“良い社員”とされる。そんな風潮がいまもあります。

私自身も、正当な組合活動を理由に20日間の出勤停止処分を受けました。
裁判では処分が無効と認められましたが、日本には企業への罰則(懲罰的賠償制度)がないため、あの手この手で同じようなことが繰り返されるリスクは払拭できません。

さらに、長時間労働による疲労も深刻です。十分な休憩も食事もとれずにフライトを続ける現状は、安全にも大きく関わります。

そんな中、私たちの組合は今年4月、東京地裁でキャビンクルーの休憩に関する歴史的な判決を勝ち取りました。

裁判所は、会社による人格権の侵害と安全配慮義務違反を認め、損害賠償と業務改善を命じました。
しかし会社は即日控訴し闘いは今も続いています。

私たちは、キャビンクルーの「権利」と「尊厳」、そして「国家ライセンス制度」の実現を求めています。

どうか、みなさまのご支援とご協力をお願い致します。

世界中の仲間たちへ——
ハッピー・キャビンクルー・デー!