今回の調停内容が、客室サービス本部においてどのように運用されていくのかが、今後の重要な焦点となります。

本調停の趣旨、ならびに一審判決において示された安全配慮義務および人格権の尊重が、現場において適切に反映される運用となることが求められています。

しかしながら、調停成立から3日後、客室サービス本部より4レグ運用に関するガイドラインが配信され、期限を設けたうえで個別の意向調査および合意書の提出が求められました。

当該ガイドラインの内容および運用については、労使交渉を経ておらず、また職場への説明が一切ないまま、個別の意向調査や合意書の提出が行われた点について、重大な問題意識を持って受け止めております。

また、JCA組合員に対しては調停の経緯や内容について丁寧に説明を行っておりますが、組合に加入していない一部のキャビンクルーにおいては、会社や客室サービス本部から裁判および調停内容に関する説明が一切ないまま意向調査や合意確認が行われたことにより、職場で混乱が生じているとの報告も寄せられております。

このため、当組合としては、本件について会社に対し是正を申し入れ、今後、団体交渉の場において丁寧に協議を行っていく予定です。

裁判所での協議を経て慎重に検討された制度は、現場において適切かつ公正に運用されてこそ、その意義が発揮されるものです。

その実現のためには、労使双方が相互に理解を深め、誠実に歩み寄りながら協議を重ねていくことが重要であると考えております。

JCAとしては、調停の趣旨を踏まえ、職場における安全と公正が確保されるよう、建設的な対話を通じ、引き続き取り組んでまいります。