ジェットスター・ジャパンでは、私傷病休職中の休業手当や健康保険の傷病手当金申請に関し、以下の問題が報告されました。
有給休暇の全消化が条件
休職中でも、有給休暇を全て使い切らなければ健康保険の傷病手当金申請を受け付けない運用。
必要書類への記入拒否
申請に必要な書類への会社の記入を、有給休暇を消化していない社員には拒否。
この問題は2024年5月の就業規則改定により改善されましたが、改定以前の対応について補償や是正措置は未だなされていません。また、キャビンクルー個人の問い合わせから1年半以上経過しての遡及対応が発表され、対応の遅れが重大な問題となっています。
もし過去の運用が全社員に適用されていた場合、健康保険法違反や労働者の権利侵害が広範囲に及ぶ可能性があり、企業コンプライアンスに大きな影響を与えます。
JCAでは、弁護士と共にこれらの問題を精査してまいりましたが、キャビンクルーのみならず、過去の運用全体の調査と結果の透明な公表、さらに必要な是正措置を求めます。
社員の信頼回復と企業コンプライアンス向上のために、迅速かつ適切な対応が求めます。